美濃陶芸協会【第2回】加藤真美さん
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- 2024年07月05日(金)
- 偉人伝
加藤真美(かとうまみ)
1963年愛知県東海市生まれ。61歳。常滑市立陶芸研究所を経て、東海市に工房を構える。
2023年第46回美濃陶芸展60周年記念賞受賞。
愛知県東海市在住で、なぜ美濃陶芸協会所属なのか理由を加藤真美さんに尋ねると、「2014年に協会の山口美智江さんに誘われて庄六賞茶盌(しょうろくしょうちゃわん)展(現・美濃茶盌展)に応募し2回目でグランプリをいただいて、そのまま入ることになりました」。
受賞時の図録
父親の仕事で中学時代をシンガポールで過ごし、同志社女子大学に進学。3年の時に体調を崩し、実家に帰省したところ、父親が新聞で常滑市立陶芸研究所の募集を見つけて勝手に申し込み、「ハイハイ」という感じで入学。修了後は愛知県岡崎市の陶芸家の内弟子を経験し2年半後に独立。その時代のライフスタイルにあった食器はバブル期でよく売れたそうです。
工房前で
常滑焼ではない、白い磁器に水色に近い灰釉(はいゆう)をかけ、ガス窯で釉薬の流れを出す作風。「内側フェチなんですよね。地面に穴を掘りたいし。器の中にもっと深く、高くダイブしたい。自分がどこまでいけるかわからない」。海外交流も積極的に行っています。
地面を掘って入れる型(右の白いもの)
加藤真美さんの作品を見るには
- 会期
- 2024年6月7日(金)~7月29日(月)
- 場所
- パラミタミュージアム(三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6)
- HP
- パラミタミュージアム公式ホームページ
加藤真美さんInstagram @mamikato.jp
公益社団法人美濃陶芸協会(岐阜県多治見市虎渓山町4-13-1)
公式ホームページ 電話:0572-25-5551
(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。