初の夏の甲子園出場となる栃木・石橋高。初戦は大会7日目の13日、宮城・聖和学園高戦に決まった。石橋高にゆかりのあるのが、栃木出身の落合投手兼育成コーチだ。

実家が同校から徒歩で数分の距離だという落合コーチ。幼少期には、グラウンドで野球をしたこともあるという。栃木県の頂点に立ったことには「僕の時代では考えられないことですよ」と驚いた様子。県内屈指の偏差値を誇ることにもふれ「文武両道ですよね」と目を細めていた。

甲子園出場を決めた後、新基準のバット5本を寄付した。同じ名前の石橋にも「寄付しないのか」と話を振ったそうだ。「『アクエリアスでいいですかね』とか言ってました」とまじめな若竜らしい答えが返ってきたと教えてくれた。夏の甲子園には、石橋高を含め5校が初出場。また熱い夏が始まる。

後藤　正樹