連日好ゲームが続く甲子園球場から約1500キロ離れた北海道栗山町でも高校球児たちが熱戦を繰り広げていた。甲子園出場がかなわなかった球児にプレーする機会を与える試み「LIGA Summer Camp 2024」が初開催。全国から集まった高校3年生約60人が4チームに分かれて、リーグ戦形式で戦う。中には東海地区からの参加者もいた。

発起人は阪長友仁さん。新潟明訓高、立大で野球に打ち込んだ後、青年海外協力隊として訪れたドミニカ共和国の文化に感銘を受け、中南米の野球強豪国の選手育成プログラムはなどを発信。2019年に小笠原が同国へ行った際も同行した。

「半数の高校が1試合で夏の公式戦を終えてしまう。甲子園に出られなくても次のステージを見据えた選手たちが経験を積める機会になれば」と阪長さん。今後、どんな広がりを見せるのか、注目したい。

長森　謙介