52歳10ヶ月での”デビュー戦”だった。23日の広島戦（バンテリンドームナゴヤ）で初めて実況を担当したのは東海ラジオの源石アナウンサー。アナウンサー歴30年のベテランだが、昨年7月に中日担当になったばかりのオールドルーキーだ。

「第一声を出すまでは落ち着かなかったですけど、始まればあっという間でした。これだけ緊張したのは自分の冠番組の最終回、選挙特番の時に続く人生3度目です」

6回、石川昂の適時二塁打で中日が先制。「得点シーンは練習の時から課題だったのでそこから少し落ち着きました」。投げては先発の松木平が7イニングを無失点。プロ2勝目を挙げた。「支配下に上がる時や初勝利の時も取材しました。親近感がある選手の勝ち試合を実況できてうれしかったです」と目を細める。

”初鳴き”はドラゴンズが勝利。5日のDeNA戦（バンテリン）で2度目の実況予定で「今季の実況する試合は勝率10割で終えたいです」。来季からも勝ち試合の実況をお願いします！

谷　大平