今季限りでの現役引退を発表した加藤翔。結果的にラストトイヤーとなったこの1年を支えてくれた言葉があった。

プロ12年目、中日では4年目の今季。出場機会が限られ、打撃の状態も上がりきらなかった。悩める気持ちを晴らしてくれたのはソフトバンク・高田2軍内野守備走塁コーチだった。「選手をやめたら、悩めることもない。悩めることって幸せだよ。」ともに2013年大卒でプロ入り。パ・リーグで同じ時代を戦ってきた同学年の言葉は素直に届いた。

9月13日から15日のソフトバンク3連戦（ナゴヤ）で引退を報告したという。「『お疲れさま。あと3週間、楽しんで』と言ってくれました」と笑顔で教えてくれた加藤翔。同学年の選手は中日の松葉や福谷、球界全体では楽天・浅村、ヤクルト・中村らが活躍している。「1年でも長く頑張ってほしいです」。これからも戦友たちにエールを送っていく。

後藤　正樹