マイティラインとは

清水が自打球の痛さを思い出して顔をゆがめたという。…

    • 2024年10月23日(水)
    • ドラ番記者プラール

清水が自打球の痛さを思い出して顔をゆがめたという。21日のクライマックスシリーズ・ファイナルステージで自打球を当てる野手をテレビで見たのだとか。

「忘れもしないプロ2年目です。中日屋内練習場での悲劇です…」

聞くと、当時は先発調整していたという。寮生だった。夕食を済ませて、誰もいない屋内練習場へバットを持って入った。電気を付けて、打撃マシンのスイッチを入れる。思い切りスイングした、と思った瞬間、左膝に打球を当てた。

「痛い、誰か!、と声を上げても誰も来ませんでした。マシンのスイッチを切りに行くことも起き上がれませんでした」

頭の近くを一定の間隔を空けるボールが通り過ぎる。「20分ぐらいたって、ようやく動けました」。打撃練習を終えたという。

翌日、ビックリするほど大きな青あざができていたという。聞いているだけで…、背筋に冷たいものが走る気がした。

川本 光憲