マイティラインとは

26日にナゴヤ球場を訪れた高橋宏。…

    • 2025年01月28日(火)
    • ドラ番記者プラール

26日にナゴヤ球場を訪れた高橋宏。帰り際に取材に応じた右腕の手元には細長い段ボールに包まれた郵便物が置かれていた。「高校に寄贈するバットです。毎年何か送ってるんですよ」。中身は木製バット12本。母校・中京大中京高の後輩にとってはうれしいプレゼントだ。

金属バットではなく木製バットというのには理由があった。同校のグラウンドがあるのは名古屋市昭和区の閑静な住宅街。「僕の高校時代から打球音が響く金属バットでは練習してなかったんですよね」。中京大中京と言えば全国最多の甲子園で春夏通算137勝、優勝11度を誇る”超”が付く伝統校。それでも周囲の環境への配慮が必要なのだとか。

昨春から高校野球では従来より飛距離が出ない低反発バットに変更され、木製バットに近い打感になったとも聞く。“宏斗バット”を手に、後輩たちが打力を磨いて甲子園を目指す。

谷 大平