自然に身を置き岩と対峙 フリークライミングの魅力
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- 2025年05月07日(水)
- 偉人伝
近年注目を集めているクライミング。2020年の東京オリンピックでスポーツクライミングが正式種目として採用され、ますます認知度を高めています。河原などに転がる大きな岩をボルダーと呼び、ロープを用いずにそれらを登ることを「ボルダリング」と呼ぶなど、目的や登り方によって名称が少しずつ異なります。

成瀬洋平さん(42・岐阜県中津川市)が指導するのは道具に頼らず自分の技術と体力だけで岩を登る「フリークライミング」。「岩に自分を当てはめていく、パズルを解くような感覚が面白い。ちょっとしたことで登れなかった所が登れるようになり、小さな成功体験を積み重ねていける」と魅力を語ります。

成瀬さんの拠点は、多治見市街地から車で1時間弱の笠置山(岐阜県恵那市)。ここは、全国のクライマーたちが訪れる日本屈指のクライミングエリア。「湿度が低いGW明けくらいまでがクライミングにはいい時期です。ぜひ楽しんでください」と笑顔で迎えます。
成瀬さんは、山や旅先の風景、クライミングをモチーフにして絵を制作するイラストレーターとしても活動中です。




(Hasabe Yuko)
月刊紙『マイタウンとうと』ライター。新潟県出身。「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」をモットーに、過去についてくよくよせず、人の文句は言わないように、前だけ向いて生きています。2019年に縁あって多治見市民に。多治見の魅力に触れながら、これからどんな人に出会い、自分がどう変わっていくか、ワクワクが止まりません!