これまで学んだ全てを活かして
原宿南国酒家多治見店支配人 劉佳慶さん
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- 2025年05月18日(日)
- マイッティーな人
原宿南国酒家多治見店 支配人 劉佳慶(りゅう・かけい)さん(37)
これまで学んだ全てを生かして
JR中央線多治見駅北口の虎渓用水広場目の前にある原宿南国酒家多治見店の支配人を務める劉佳慶さんは、中国の天津生まれ。
武漢科学技術大学に入学しますが、「反抗期もあり」3年で中退、天津に戻りフリーのカメラマンとなります。
2011年、名古屋大学で学ぶ姉を頼りに来日、日本語を学び、大学を受験するも不合格、どうしようか考えたところ「食べることが好き。60歳を過ぎたらカフェを」と調理専門学校で学びます。
しかし、本人曰く「こんなぐちゃぐちゃな人生はないだろう」と話すように、次に南山大学で西洋哲学を勉強し、就職活動では数社から内定が出ました。
在学中に多治見ロータリークラブから奨学金をもらっていた縁で知人にあいさつへ行ったところ、「(内定の出ていた)メガネ会社より、多治見に興味ないの?」と言われ、伊藤商会に入社しました。
南国酒家の立ち上げ時はコックとして、その後本社の総務ではホームページのメンテナンスなど、これまで学んだ全てが役立ち、活躍しています。

(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。