「金丸さん、緊張してました？」きょうの朝ご飯、半分ぐらいしか食べてなかったですよ」。5日のDeNA戦（バンテリンドームナゴヤ）でプロ初登板先発を迎えたドラフト1位・金丸。登板前日の4日、同5位の高橋幸がご丁寧にも情報を教えてくれた。

迎えた当日、左腕は試合前練習でグラウンドに姿を現してもニコニコ。練習も通常通りこなしており、とても緊張しているようには見えなかった。それでも、試合後は「緊張しました。でも、緊張してるようには見えないといつも言われます」と振り返っていた。

もう一つ、特徴がある。「僕、試合前のブルペンが全く良くないんです」。20～30球を投じるが、5日もストライクは3球ぐらいしか入らなかったそうだ。周囲からは心配そうな目で見られたというが、これも通常運転。その状況から、初マウンドで初球は152㌔ストライク。夢がいっぱい詰まっている。

土屋あいり