名手の嗅覚が思わず反応したという。昨年の夏の甲子園。本紙評論家の荒木雅博さんの目にとまったのは「宮崎商のショート」だったという。

「すごく自分にも似ているなと思って。すごい雰囲気のある選手だなと。自分がスカウトだったら絶対に取りたいと思う選手だった」。それから半年。キャンプで突然の出会いがあった。「宮崎商のショートとして認識していたから名前を知らなくて。そうしたらキャンプであのショートだと」

もうおわかりの力も多いことだろう。そのショートとは育成1位の中村奈一輝。「今年のペナントレースには関係なくあってほしい。3、4年かけてつくりあげてそこからドーンと勝負してほしい。楽しみのある雰囲気のある選手。ファームに行ってみてみたい選手ですね」。そんな話が聞けるのも球団公式スマホサイト「ドラゴンズ情報」の生配信「レジェンドに聞け！」。ごひいきの程を。

土屋善文