【岐阜県現代陶芸美術館】美濃陶芸の系譜 安藤日出武展
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- 2025年12月23日(火)
- イベント
岐阜県現代陶芸美術館では、多治見で作陶を続ける「美濃陶芸の系譜 安藤日出武展」が開催中です。
岐阜現代陶芸美術館(多治見市東町)では、「黄瀬戸」で県重要無形文化財保持者に認定されている陶芸家安藤日出武さん(ひでたけ・87・同市市之倉町)の新作を含めた展覧会が開催中です。
「黄瀬戸」の作品と安藤さん
初日に行われた開会式には安藤さんの人気ぶりが伺える大勢の出席者が集まり、仙太郎窯の3代目を継ぎ、20代で桃山陶の第一人者だった加藤唐九郎の勧めで志野・黄瀬戸を制作し始め「わしのやきもの人生が始まった」と振り返りました。
東濃弁で繰り出すトーク
会場ではトークをしながら作品を解説、理想の土を見つけるため歩き続け、今でも作業は全て一人で行っているという。
「志野大壺」(2025年・個人蔵)
薪窯には匣(さや)に入れた志野と、炎が直接当たる前面に黄瀬戸を並べ一緒に焼き、合わせて200個ほど焼いても自分が納得するものは1割という。
「みんながやらないことをやらなきゃ意味がないのぉ」と揺るぎない信念と、「88歳(来年)ですが、まんだまんだこれからいい物を作りたいという願望があってのぉ」と、飽くなき制作意欲を語りました。
「黄瀬戸茶盌」(2025年・個人蔵)
- 会期
- 2025年11月29日(土)~2026年1月25日(日)まで
- 開館時間
- 10:00~18:00(入館は17:30)
- 場所
- 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡ 展示室A
(岐阜県多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内) - 休館日
- 月曜(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜休館)、2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土)
- 観覧料
- 一般 340 円 大学生 220 円 高校生以下無料
- お問い合わせ
- 岐阜県現代陶芸美術館
- 電話
- 0572-28-3100
- HP
- 岐阜県現代陶芸美術館公式ホームページ
- X(twitter)
- 岐阜県現代陶芸美術館 Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
- 岐阜県現代陶芸美術館
- @momca.gifu.museum

(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。





