【コロナ対策】新聞で正確な情報を! ハンカチで手製マスク
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- 2020年04月11日(土)
- いいね新聞生活
縫わずにたたむだけ
品薄状態が続くマスクを、ハンカチで作る方法を紹介する。不織布製に比べると効果は劣るが、専門家は「今のように入手が難しい状況なら代用品として使ってもいいのでは」と話す。(小中寿美、吉田瑠里)
服飾雑貨メーカーの川辺(東京都新宿区)は先月から、自社のホームページなどで、ハンカチマスクの作り方を公開している。
用意する物は好きな柄のハンカチとヘアゴムなどのゴム。
(1)半分に折ったハンカチを横長になるよう、さらに半分に折る。
(2)横幅を三等分した位置に、輪にしたゴムを左右から通す。
(3)(4)両端を中央に向けて折る。と簡単だ。
商品本部広報室の図子(ずし)隆也さん(47)は「洗って何回も使えるのが利点」と話す。
ウイルスは、感染した人がせきやくしゃみ、会話をした際に出る飛沫(ひまつ)(しぶき)に含まれる。マスクは、これらが周囲に飛び散るのを防ぐ。「ハンカチマスクも飛沫をとらえる効果は期待できる」と話すのは、愛知医科大感染症科教授の三鴨広繁さん(59)。風邪の症状があるなら、他の人にうつさないようできるだけ身に着けたい。
一方、予防の効果は限定的だ。マスクと顔の間には隙間があり、不織布製でも、ハンカチ製でも飛沫の侵入を100%防ぐことはできない。ただ近い距離で感染した人を看病する場合などに飛沫を直接浴びることは避けられる。「ハンカチはどの家庭にもあるので、極端な品不足の今なら試してもいいのでは」と三鴨さん。「何枚も重ねて作るとより良い」とも。
マスクには顔を手で触る回数を減らす効果も。ウイルスの付いた手で口や鼻などを触ると、粘膜から体内に侵入する原因になる。いずれにしても「使ったら洗うことが大事」と呼び掛けている。
(2020年3月12日付中日新聞朝刊より)※この記事は、中日新聞社の許諾を得て転載しています。
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