ドラ１の石川昂の打撃フォームを見て誰を連想するか。屋内フリー打撃の相手を務めた西川打撃投手は、広島・鈴木の名前を挙げた。

「鈴木誠也が入団したころ、ウエスタン・リーグで対戦しています。構えやバットが体に巻き付く感じが、似ているのかな、と思います。本人も似せているかもしれませんよ」

果たして石川昂はカープの主砲のフォームを意識しているのか。

「してないんですけど、ボクの記事がネットに上がると、コメント欄に『鈴木誠也に似ている』『鈴木誠也を目指せ』という書き込みがあります。似ていますかねぇ」

本人は首をひねるが、周りは早くも重ね合わせている。鈴木は高卒４年目で規定打席に到達し、日本の４番へ上り詰めた。石川昂はどんな成長曲線を描くのか。

（川本光憲）