石川昴が左膝前十字靭帯（じんたい）不全損傷のため離脱している。痛めたオリックス戦（京セラドーム大阪）は記者席で見ていたが、小走りでベンチに戻っていたので正直なところ、ここまでの故障になるとは思っていなかった。

「僕も痛めた直後は普通に歩いていました」。そう話すのは本紙長谷川記者。金沢大野球部時代の2016年、ノックを受けていた際に他の選手と交差し、前十字靭帯断裂の経験を持つ。「その後病院に行って僕の場合は切れていることが分かって驚きました。さすがに正座は無理でしたけど、歩けてましたから」。その後手術に踏み切り、約1年のリハビリを経て復帰したという。

石川昴の場合は幸い手術は回避され、保存療法での再起を目指す。1日でも早い回復を願うばかりだ。

土屋善文