マイティラインとは

「またドラゴンズのユニホームを着て、そして強いドラゴンズを見られるように精進します。戻ってくることがあればよろしく」…

    • 2022年08月09日(火)
    • ドラ番記者プラール

「またドラゴンズのユニホームを着て、そして強いドラゴンズを見られるように精進します。戻ってくることがあればよろしく」。その人は真っすぐ記者の方に向き直り、右手を差し出してくれた。立浪監督だった。

2019年12月、ドラ番を外れる記者がテレビ収録を終えた立浪監督(当時は本紙評論家)にあいさつした場面。取材の機会は片手で数えるほどしかない。そんな記者に対しても指揮官は丁寧に対応してくれた。裏方さんや球団スタッフと話したとき、何度も耳にした立浪監督の気遣いの一端を見た気がした。

8月から再びドラ番を拝命した。現在最下位の竜だが、高橋宏や岡林らの若手の活躍も目立つ。勝利と育成の両立という難題に挑む立浪竜の道のりをしっかりと見届けたい。読者の皆さま、改めて宜しくお願いします。

長森 謙介