マイティラインとは

胸に深く刺さった人はいたはずだ。「青春ってすごい密なので」。…

    • 2022年08月29日(月)
    • ドラ番記者プラール

胸に深く刺さった人はいたはずだ。「青春ってすごい密なので」。22日東北勢初の甲子園制覇を成し遂げた仙台育英高の須江航監督の試合後インタビューだ。須江監督の持つ〝言葉の力〟を誰よりも実感する竜戦士がいる。トミー・ジョン手術から復帰を目指す梅津だ。

梅津にとって須江監督は仙台育英学園秀光中軟式野球部時代の恩師に当たる。思い返すのは小6。当時、身長155センチしかなかった右腕は「君は必ずプロに行ける。大卒でプロになれる」の言葉で進学を決意。10年後、それは現実のものになった。

23日のナゴヤ球場。梅津は「本当にうれしいです!!」と自分事のように喜んでいた。キャッチボールも30メートルに伸び、リハビリは順調のようだ。心に刻む恩師の言葉はまだまだある。右腕がマウンドに戻ってきたときにまた記そうと思う。

長森 謙介