まさかのハプニングだった。9日。中部国際空港に向かう電車の中で、搭乗予定だった宮崎行きの便が欠航になった連絡が入った。同便に乗る予定だった選手やスタッフも「え、マジですか!?」とびっくりしていた。

約3時間後の便に振り替えることができたため、余儀なくされた空港での空き時間。選手たちは思い思いの時間を過ごしていた。根尾は本屋に立ち寄り「悩んだ末に何も買わなかったです」と苦笑い。ブライト、鵜飼、福元の大卒外野手トリオは喫茶店でスイーツを堪能。飛行機を見るために、デッキに出ていた選手もいた。

そんな中、奮闘していたのが、中川、近藤両マネジャーだ。選手らへの支持や各方面への手配をてきぱきとこなしていた。「9月の台風のときの方が大変でしたよ」。さらりと答えた中川マネジャーらのような存在がチーム運営を支えている。

長森　謙介