沖縄秋季キャンプ最終日のメニューは、世界遺産の座喜味城跡の坂道ダッシュだった。帰り支度をしてから現地に行ったので、格好はスーツに革靴。高橋周に「やる気ないな」とドヤされようとどこ吹く風。そう。当然走る気などない。

しかし、だ。ラスト１本となった５本目。悪魔の声がした。「中日スポーツのキャップは優勝を祈念して走るべき」。ヘトヘトの高橋周が言っている。走らないと「優勝」を「祈念」していない気がしてくる。えー、これ走らなきゃいけないやつじゃん。

というわけで、走ってきました。高橋周、柳と同組。ちょっとズルした高橋周は５メートル先からスタートを切りました。42歳、激走です。気合で追いつき3人ほぼ同時にゴールしましたが、息も絶え絶えです。なぜか内臓が痛くなりました。300メートルの坂道ダッシュって恐ろしいです。ただ、しっかり「祈念」はしました。もちろん優勝できなかったら許しません！

土屋　善文