笑顔の目元はそっくり。石川昂の弟でセンバツに出場する愛知・東邦高の石川瑛貴（てるき）主将（2年）が16日午前、オキハム読谷球場のスタンドにいた。修学旅行に合わせたプロ野球のキャンプ見学の最中だった。

2軍の読谷組でリハビリ中の兄と再会。2019年の平成最後のセンバツで優勝した同高OBの石川昂から「俺も優勝したから、おまえらも優勝しろよ」と励まされたという。

振り返れば、石川昂がプロ初本塁打を放った昨年4月5日のヤクルト戦（神宮）の直前、右肩脱臼から復帰した弟が練習試合で活躍した動画を目に焼きつけて「元気出たわ!」と感謝。フルスイングにつなげた。3月中の実践復帰を目指す兄と、甲子園の土を踏む弟。今度はアーチのエール交換に期待したい。

志村　拓