春季キャンプに向かう小笠原のトランクには、全国各地の名湯の入浴剤が日数分入っていた。「毎日ちゃんと湯船に漬かって、汗を流すために持っていくんです」

あれから1カ月強。そういえばと思い聞いてみると、「ほぼ使い切りました」とのこと。毎日ちゃんと湯船に湯をはり、40分間の半身浴を課していたという。夜に食事の予定が入るときなどは前倒しして入浴タイム。完全にルーティン化していたのだとか。

日々のルーティンは平常心を保つ効果などがあるという。ちなみにシーズン中は朝から自宅で肉を焼く小笠原も宿舎ではそうはいかない。そこでタンパク質摂取の代替は卵だった。サラダや鶏肉のほかに、目玉焼き3つに温玉2つは欠かさなかったという。「毎朝食べましたね。ずっと同じメニューにしました」。ルーティン、恐るべし。

土屋　善文