先日のナゴヤ球場で鈴木が、目を真っ赤にして中日屋内練習場に向かっていた。

「この季節が来ちゃいましたね。（出身地の）静岡にいた頃は何も感じなかったんですが」

悩みの種はシーズン本番の花粉症だった。

屋外の横浜スタジアムで好投した12日のDeNA戦後、一気にかゆみが出たそう。NPBの「アンチ・ドーピングガイド」によると、抗炎症作用のあるステロイドの筋肉注射や内服がNG。大塚投手コーチが、各投手の変化を見逃さず、目や鼻などのトラブルごとに効果的な薬をアドバイスしていた。

同コーチは「まずは症状を抑えて、しっかり睡眠を確保するのが最優先。体力勝負はもう始まっていますから」。屋外での1軍戦は幸い、開幕3カード目のDeNA戦まで組まれていない。この間に花粉の猛威が落ち着きますように…。

志村　拓