「久しぶりにここで投げたけど、お客さんとの距離が近くてビックリしたよ」。ナゴヤ球場で行われた18日のウエスタン・リーグ、広島戦後に、こうつぶやいていたのは藤嶋。3月上旬に右太もも裏の肉離れで戦線離脱を余儀なくされた右腕は、約1カ月のリハビリを経て、この日から試合メンバーとしてブルペン待機していた。

その際に、驚いたというのがスタンドとブルペンとの距離の近さ。確かにナゴヤ球場のブルペンは三塁側観客席のすぐそば。公式戦では2021年3月23日の同リーグ、広島戦が同球場での最後の登板となっているだけに、驚きを感じたのは当然のことだっただろう。

復帰登板は19日の予定。「もう万全だし、久しぶりの実戦で楽しみだよ」と藤嶋。その復帰は、竜党の温かい拍手で迎えられることだろう。

芦原　遼