レンジャーズが、人類最速左腕として知られるロイヤルズのチャプマンをトレードで獲得した。大谷が所属するエンゼルスと同じア・リーグ西地区となることから、その対決にも注目が集まることだろう。

「あんなに手が大きい人は初めてでしたよ」。そう話すのは小笠原だ。今年1月に自主トレのため渡米。現地のトレーニング施設でチャプマンに遭遇し、握手をした。小笠原にとっては小学生のときからの憧れだ。

「ずっとみてましたよ。こんな速い球を投げるなんてありえないって思っていました」。169キロ左腕との時間は忘れられないものになった。

そんな小笠原も、将来的にメジャーでプレーすることを目標にしている。ずっとドラゴンズにいてほしい気持ちと、夢をかなえてほしいという気持ちが同居。ただ彼が海の向こうで投げる姿を想像するだけで、ワクワクしてくるのは間違いない。

土屋　善文