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ナゴヤ球場のスタンドで秋季キャンプを見ていた時のこと…

    • 2023年11月16日(木)
    • ドラ番記者プラール

ナゴヤ球場のスタンドで秋季キャンプを見ていた時のこと。隣に立っていた男性が、こちらを向いてほほ笑んでくれた。2000年から02年まで投手として中日に在籍した曹竣揚さんだった。現在は、台湾の大学で教壇に立ちながら野球部の監督も務めているそう。

息子の祐斉さんは台湾のプロ野球球団「味全ドラゴンズ」の投手。「日本のプロ野球の練習を見て学び、学生や息子に伝えたい」とキャンプを見学するために来日した。16日に開幕するアジアプロ野球チャンピオンシップは、初日に台湾と日本が対戦する。「激しい試合になるだろうね」と熱視線を送っていた。

一連の会話はすべて日本語でのやりとり。中日在籍2年目からは通訳をつけず、自発的に日本語を習得したそう。曹さんの今も昔も変わらぬ勉強熱心な姿勢に脱帽した。すてきな出会いができたことに感謝します。

石曽根 和花