「自分のまねをすべきではない」大野雄の続投志願
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- 2019年07月26日(金)
- ドラ番記者プラール
執念のマウンドだった。23日の広島戦(マツダ)で右膝付近に打球を受けた大野雄。アクシデントが起こってからも志願の続投で5イニングを1失点に抑えた。幸い病院では打撲と診断され、骨に異常はなかった。
今季は24日にプロ初先発した山本や、今季2勝の清水といった一回り若い投手も1軍の先発陣に加わってきた。闘志あふれる先輩の背中は若手にいい刺激になったのでは、と水を向けられた大野雄は「う~ん…」と少し考えた後に、こう答えた。
「でも、(あの場面で続投志願は)やるべきことではないと思いますね。(自分の)まねをすべきではない」
左のエースとしてチームで果たすべき役割と、避けなければいけない大きなけが。今回の場合、2つの両立は難しいが、大野雄にはプロでの9年の経験もある。きっと、続投できるかどうかの判断はできるのだろう。ただ、後輩には今後無理をさせないためにも「まねすべきではない」と話した大野雄の言葉に、後輩への心遣いを感じた。
(谷大平)

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