5日のソフトバンク戦（バンテリン）で802日ぶりに1軍登板を果たした岩崎。右腕の復帰マウンドを「泣きそうでした」感慨深くベンチで見ていたのが、今季から1軍担当トレーナーとなった水谷隼大さんだ。

理学療法士の資格を持ち、2020年に竜の仲間入りをして以降の4年間は、リハビリ部門を担当。梅津や田中らの復帰をサポートしたが「特に彼（岩崎）は大変でした」。最初は保存療法での復帰を目指して、ブルペン投球までこぎつけながら右肘手術。神奈川、群馬、愛知、大阪と4つの病院を回り、最適な復帰ロードをともに模索した。復帰登板を終えた岩崎からは試合日の日付とサインが入ったボールが送られたという。

「昨季までリハビリを見ていた選手が活躍する姿を見られるのはうれしい限り」と水谷さん。これからもチームをサポートしていく。

長森　謙介