伝統技術をつなぐ
蔵珍窯の小泉年延さん「現代の名工」受賞
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- 2025年01月02日(木)
- 偉人伝
蔵珍窯(ぞうほうがま)の小泉年延さん(83)が、厚生労働省が毎年表彰する卓越した技能者(現代の名工)に表彰されました。「長いことやってきたことが報われた」と喜びを噛み締めます。
「一流の指導者の下で勉強できたことが一番の財産」と話す小泉さんは、5代目加藤幸兵衛さんの下で学び、釉薬や絵の具については鈴木通雄さんに指導を仰ぎました。現在は自身が指導者。蔵珍窯では8人の職人が小泉さんの技術を見て学んでおり、後継者については「継げと言ったわけではないけれど息子が継いでくれ、感謝しています」とほほえみます。
「日本食は世界で認められているのに、日本食器が注目されることはなかなかない。今回のように職人に光を当て、認めてもらうとそれが励みになる」と話す小泉さんの今後の目標は、「長く生きること。私の技術をみんなに伝えたい」と技術をつなぎます。
- 住所
- 岐阜県多治見市太平町6-87
- 電話番号
- 0572-23-6122
- 営業時間
- 10:00〜17:00
- 休み
- 2024年12月27日(金)〜2025年1月5日(日)
- お問い合わせ
- 蔵珍窯公式ホームページ
(Hasabe Yuko)
月刊紙『マイタウンとうと』ライター。新潟県出身。「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」をモットーに、過去についてくよくよせず、人の文句は言わないように、前だけ向いて生きています。2019年に縁あって多治見市民に。多治見の魅力に触れながら、これからどんな人に出会い、自分がどう変わっていくか、ワクワクが止まりません!