高校生を対象にした「第４回全国やきもの甲子園」で多治見工業高校３年の安井詩朗（うたろう）さんが最優秀賞を受賞しました。

安井さんは１年目で優秀賞、２年目で佳作に入賞。３年目で最後の今回はこれまでの経験を踏まえて「インパクトがあって、作って面白いものを」と作品作りに挑みました。最高賞の受賞に、「大変栄誉ある賞をいただき、これからの活動の励みになる」と感無量の様子。

応募作品２８３点の中から最優秀賞に選ばれた「蟠り（わだかまり）」は、出身地・沖縄県で親しまれているガジュマルの木をイメージ。最初に絵に描いたイメージ通りには行かず、どうしようか考えながら作る感覚が、まっすぐ成長しそうでできないガジュマルの姿と重なり、「蟠り」というタイトルが浮かんだそう。

安井さんは４月から同校専攻科への進学が決まっていて、「より専門的に陶芸を学べる。やりたいことを考えながら技術を磨いていきたい」と意気込みます。

安井さんの作品をはじめ入賞作品は市美濃焼ミュージアムで展示されています。

第４回全国やきもの甲子園入賞作品展

展示期間

2025年4月13日（日）まで

時間

9:00〜17:00（入館は16:30まで）

場所

多治見美濃焼ミュージアム（岐阜県多治見市東町1-9-27）

料金

一般320円、大学生210円

休館日

月曜（祝日の場合は翌平日）

お問い合わせ

多治見美濃焼ミュージアム0572-23-1191