マイティラインとは

ルーキーながら多くの試合でマスクを被った石伊は⋯

    • 2025年10月28日(火)
    • ドラ番記者プラール

ルーキーながら多くの試合でマスクを被った石伊は夏場からリード面で悩むことが増えていた。「大量点を許したり、逆転されてしまうこともあった」。クライマックスシリーズ(CS)進出をかけてチームが戦っていた中で、大きな責任を感じていた。

「試合に出ているときは自信を持ってやればいいよ」。声をかけてくれたのが大野1軍バッテリーコーチだった。気分が落ち込んでいるときには「気にすることないよ」と励ましてもらい、大きな支えになった。「おかげで縮こまらずにリードできた」。今は感謝の思いを抱いている。

1年間を走り切ったシーズンで得た経験は今、来季に向けたリード面の改善に生きている。教えるだけでなく、時には支えることが成長につながる。コーチという存在の大きさを改めて感じた。

 磯嶋康平