【土岐市】暮らしも作品も自然の中で 陶芸家・青木益枝さん
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- 2026年04月25日(土)
- マイッティーな人

蹴(け)ろくろで制作
本日より二人展を開催する陶芸家・青木益枝さんの工房を訪ねました
春風に揺れる竹風鈴、烏骨鶏(うこっけい)8羽がコケコッコーと鳴きながら仲良く歩く姿。岐阜県土岐市ある陶芸家・青木益枝さん(75)の自宅は、自然に包まれています。


青木さんは輸出用のデミタスカップを製造する家に生まれ、「それをやりたくねー」と高校を卒業すると東京綜合写真専門学校に入学し、北海道の登山にハマります。
25歳の時、首の左側が腫れ東京の医者に行くと「リンパ性のガンかもしれない」と、実家に近い名古屋の病院を紹介され「ここから出て行く人はまずいない」といわれる終末期病棟に入院します。細胞診をするとガン細胞はなく、結核菌が見つかり、仕方なく実家へ帰り家業を手伝いながら、山岳会に入り登山を続けました。


30歳で父が亡くなり、一人っ子で家を継ぎますが、「ベルトコンベアの工程に付いていかれなくて、腹が立ってねぇ」と、10年で会社は自然消滅。
ここからが第2の人生が始まるように、40歳で出産、織部の作家に付いて「覚えていき」、割烹(かっぽう)食器を制作。愛知県瀬戸市で展示会を開いたところ、ネパール帰国者が訪れて遊びに来ないかと誘われ「行く!」と即答。離れていた登山を再開し、64歳でネパールのトレッキング登山をしたところ「まだ歩けるじゃない」と自信を持ち、5,500㍍を超えると息が苦しくなりながらも、「自然と一体になれる美しさ」を体感します。


自庭で野焼きする
コロナ禍に友人の陶芸家・小栗寿賀子さんと瑞浪市日吉にある山の斜面を利用した穴窯を築き須恵器を制作。また、野焼きで土器を焼きます。
「自然の中で、美しいものを見たいですね。その中に自分がいるってことが素晴らしいじゃない」と目を輝かせます。

瑞浪市日吉の穴窯
多治見市にある市之倉さかづき美術館で、小栗寿賀子さんとの二人展開催中です。
土器と須恵器展
- 日時
- 2026年4月25日(土)~5月17日(日) 10:00~17:00
- 場所
- 市之倉さかづき美術館 ギャラリー「宙」(岐阜県多治見市市之倉町6-30-1)
- 電話
- 0572-24-5911
- 料金
- 無料
- 休み
- 火・水曜(祝日は開館)
- 市之倉さかづき美術館
- 青木益枝さんInstagram
- 青木益枝poppo4282

(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。
