【レポート】美濃陶芸の系譜 七代 加藤幸兵衛展【岐阜県現代陶芸美術館】
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- 2026年05月13日(水)
- イベント

岐阜県多治見市の名窯の七代当主・加藤幸兵衛さんの初期から最新作までを紹介。
開窯220年になる岐阜県多治見市市之倉の幸兵衛窯、七代当主・加藤幸兵衛さん(80)の初期から最新作までを紹介する展覧会が岐阜県現代陶芸美術館(同東町)で開催中です。

大勢のファンに囲まれ作品解説する加藤さん
加藤さんは「三彩」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の卓男さんの長男として生まれ、京都市立美術大学で陶芸における造形性を学びます。その後、父が行っていたペルシアのラスター彩の復興に携わります。
初日に行われた開会式で「40代までは自分の好きな仕事をやってきました。それ以降は宿命のようにラスター彩の研究を引き継ぎ、心の揺れはありましたが『物を生み出したい』という気持ちに忠実に従ってきました」とあいさつ。
会場では混迷するイラン情勢に触れ「勉強に来ていたイランの弟子たちと連絡が取れない」と不安を募らせました。

「方円」1969年

「ラスター彩雲字千字文大皿」2025年 個人蔵
初期の「方円」はエッジが効き、「ラスター彩雲字千字文(くもじせんじもん)大皿」は皿に八つのくぼみを入れることで、ラスター彩の輝きが目に集まってくる、まさにラスター彩の表現にふさわしい作品です。


- 会期
- 2026年4月24日(金)~5月31日(日)
- 開館時間
- 10:00~18:00(入館は17:30)
- 場所
- 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡA
- 住所
- 岐阜県多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内
- 休館日
- 月曜<ただし、5月4日(月祝)は開館>、5月7日(木)
- 観覧料
- 一般 370 円 大学生 240 円 高校生および18歳以下無料
- 電話
- 0572-28-3100
- HP
- https://www.cpm-gifu.jp/museum/
- https://www.instagram.com/momca.gifu.museum/

(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。
