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奈良国立博物館で長福寺(弁天町)の「銅造双身毘沙門天立像」が出展されます。

    • 2020年02月03日(月)
    • イベント

銅造双身毘沙門天立像(どうぞうそうしんびしゃもんてんりゅうぞう)が京都国立博物館に寄託選定。

鎌倉時代末期の元弘年間(1331年から34年)に、可児郡長瀬郷の領主であった長瀬入道土岐頼氏が開創と伝えられ、市内で唯一弘法大師空海の流れをくむ、真言密教寺院である長福寺。

5年前、同寺敷地内の蔵から古文書や仏像が多数発見され、その中に高さ10センチほどの二体が背中合わせで合体している像が見つかりました。

市、県美術館、奈良大学、大阪大学へ詳細調査を依頼し、現在も続けられています。

江戸時代以降に作られた仏像には真鍮(しんちゅう)が含まれていることが多く、発見された仏像は銅造であることから、それ以前の鎌倉、平安時代のものであると注目を集めています。

近年各地で、毘沙門天像の優品が相ついで発見されており、奈良国立博物館で特別展「毘沙門天 ―北方鎮護のカミー」が開催されることになりました。

住職の良盛快正さんは「国宝や、重要文化財に指定される仏像を含む37点が出陳されるこの機会に、ぜひ会場でご覧いただければ」と話します。

会場
奈良国立博物館
住所
奈良市登大路町50番地(奈良公園内)
日時
2020年2月4日(火)〜3月22日(日)
開館時間
9:30〜17:00 毎週金・土曜日は19:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日
毎週月曜日、2020年2月25日(火)※2月24日(月・振休)は開館
観覧料金
一般 1,500円、高大生 1,000円、小中生 500円
電話
ハローダイヤル 050-5542-8600