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【一部再開】コレクション展「北欧の陶芸」「「国際陶磁器フェスティバル美濃」グランプリ作品展」「コレクション・ハイライト」【岐阜県現代陶芸美術館】

    • 2020年05月22日(金)
    • イベント
河井寬次郎 ≪三色扁壺≫ 1963年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

岐阜県現代陶芸美術館は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休館していましたが、感染症拡大防止対策を行ったうえで2020年5月19日(火)より一部再開しています。

開催中のコレクション展では、「北欧の陶芸」「「国際陶磁器フェスティバル美濃」グランプリ作品展」の二つのテーマ展に加え、岐阜県現代陶芸美術館のコレクションの特徴を伝える「コレクション・ハイライト」3つの展示により、コレクションの魅力多角的に紹介しています。

「北欧の陶芸」では、デンマークスウェーデンノルウェーフィンランドにおける陶芸および陶磁器デザインの歩みを概観します。

北欧諸国は歴史的にも地理的にも相互に強い影響関係にありますが、陶芸発展の変遷は様々です。早くから王立窯を有し、19世紀末には個人作家が誕生したデンマーク。製陶所を拠点に個人作家が活躍することで、質の高い日用品を生み出したスウェーデン。後発ながら、20世紀半ばには個性的な作家を数多く輩出したノルウェー。製陶所が個人作家の活動を庇護したことで、芸術品と日用品双方において高い評価を得たフィンランド

19世紀末および20世紀半ばに世界を席巻した「北欧の陶芸」をお楽しみください。

スティーグ・リンドベリ ≪ティーポット≫ 1960年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

また「「国際陶磁器フェスティバル美濃」グランプリ作品展」では、「国際陶磁器展美濃」のこれまでのグランプリ作品を一堂に展示

1986年から3年に1度開催されている、「国際陶磁器フェスティバル美濃」。そのメインの催しであるコンペティション「国際陶磁器展美濃」には、現代の創意あふれる陶磁器作品が国内外から集まります。岐阜県現代陶芸美術館ではその中から、グランプリ金賞を受賞した作品など、優れた作品を収蔵してきました。

ここでは過去のグランプリ作品の数々を通じ、陶磁器の未来を提案してきたInternational Ceramics Festival Minoの成果を紹介します。

長江重和≪釉彩薄層のかたち<半球・1>≫ 1998年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

なお新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面の間、観覧には事前予約が必要です。詳しくは岐阜県現代陶芸美術館ホームページをご確認ください。

会場
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡ(岐阜県多治見市東町4-2-5)
http://www.cpm-gifu.jp/museum
会期
2020年5月19日(火)~7月5日(日)
休館日
月曜日
開館時間
10:00~18:00(最終入館17:30)
観覧料
一般340円、大学生220円、高校生以下無料
※以下の手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証

【本記事の問い合わせ先】
岐阜県現代陶芸美術館(0572-28-3100