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収蔵品展 やきもの入門|多治見の古代中世編

    • 2020年09月02日(水)
    • イベント

窯跡から発掘された出土遺物を中心に、古代から中世のやきものの4つの流れを紹介します。市内で発掘されたものの中でも状態が良い名品を展示しています。

須恵器(すえき)

5世紀に朝鮮半島から日本へ技法が伝わった薄くて硬い灰色のやきもの。多治見市では、8世紀に生産され、窯業生産の原点となりました。

灰釉陶器(かいゆうとうき)

植物の灰を原料とする釉薬が初めて施された奈良時代末から平安時代後期のやきもの。多治見市域では9世紀後半に生産が始まり、一大産地となりました。

山茶碗(やまぢゃわん)

11世紀後半から15世紀にかけて、東海地方で作られた釉薬をかけない碗・小皿を主体にしたやきもの。碗の高台に籾殻痕があるのが特徴で、大量生産され、庶民にまで広がりました。

大窯(おおがま)

16世紀代に「大窯」と呼ばれる窯で焼かれたやきもの。灰釉や鉄釉をかけた製品が焼かれており、天目茶碗・小皿類・すり鉢、茶陶などがあります。安土・桃山時代になると、「瀬戸黒」「黄瀬戸」「志野」などが生産され、陶磁史の中で画期となりました。

開催時期
2020年12月25日(金)まで
9:00~17:00(入館は16:30まで)
開催場所
多治見市文化財保護センター(岐阜県多治見市旭ケ丘10丁目6−26)
入場料
無料
休館日
土・日・祝日
お問い合わせ
多治見市文化財保護センター(0572-25-8633