多治見の味継承企画「繋ぐぞ!多治味リレー」vol.1 魚三(小名田町)
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- 2020年11月14日(土)
- イベント
「魚三」その名前の由来とは!?
第1回となる今回、七窯社鈴木タイル店の鈴木耕二代表が後世に残したいお店は、小名田町で60年近く続く「魚三」。法事などでも利用されることも多く、「小さいころに家族・親戚と来た」という思い出を持つ方が多くいらっしゃるようです。店名の由来は、ながせ通りで「担ぎの天ぷら屋さん」をやっていた現店主の祖父が、友人「三」人と始めたからだそうです。
お客様に喜んでいただきたい!
3代目である現店主は20歳から8年間、二つ星料亭で修業をし多治見に戻ってきました。お店を継ぐにあたり先代が大事にしてきたお店がある共栄地区はもちろんのことですが、『地元』の範囲を広げ、より多くの方に受け入れられるお店を目指したそうです。私が1,900円というリーズナブルな価格でいただいた「うな丼定食」も少し多治見の中心から離れたこのお店までわざわざ足をはこんでくれたお客様に少しでも喜んでいただきたいという思いから。
鈴木さんが毎回頼むメニューは「天丼定食」。5種の天ぷらに小鉢やお吸い物もついているというボリュームに毎回舌鼓だそう。ちなみに実は私は魚三おすすめの「うな丼定食」の他にも、「鉄火丼定食」まで頼むという食いしん坊っぷり。(取材の為、取材の為…)天丼定食と同様にたくさんの小鉢と共に大ボリュームなうえに、海がない岐阜県でもこんなにおいしいお刺身が食べられるというのも嬉しいですね。
「日本料理」を受け入れやすく!
また、どこか敷居が高く感じられる「日本料理」をより多くの方に分かりやすく、受け入れやすくするため試行錯誤もしてきたようです。店主のやりたい料理と、お客さまが「魚三」に求める料理。この2つがお店に戻り10年の歳月をかけて形になったのが今の「魚三」です。
お店を受け継ぐということは、先代の想いをそのまま受け継ぐだけでなく、そこに自分の想いも乗せ「新しくする」ではなく「進化」させる。そんな想いを感じることができました。
『地元』のための心づくし!
「敷居が高いと思われがちな日本料理を気軽にくつろぎながら味わってほしい」今回鈴木さんに後世に残したいお店としてご紹介いただいた魚三は、世代を問わず日本料理を楽しめる『地元』のための心づくしのある優しいお店でした。
タイルの可能性を広げる!
今回お店をご紹介いただいた鈴木さんは主に建物の外装に使用されていたタイルの新たな可能性を見い出し、タイルのアクセサリーを開発しました。七窯社鈴木タイル店で購入することもできますのでぜひお立ち寄りください。
私も取材で立ち寄らせていただきましたが、昨年度にオープンしたばかりの体験工房店は綺麗な白の外観が気持ちよく、1歩中に入ればカラフルで可愛いタイルのアクセサリーが出迎えてくれます。丁寧な対応をしてくださる店員さんとあなたにお似合いのタイルをさがしてみてはいかがでしょうか?
【プチ予告】マイタウンとうと11月号の内容をちょっとお先に!
11月号で七窯社鈴木さんからバトンを受け取っていただいたのは、タイルを日常に取り入れる「DIYタイル」を扱っている藤垣窯業の藤垣伊織さん。その藤垣さんから後世に残したい店としてご紹介いただくのは、根元で地域の皆様から愛されている「紘嘉(ひろか)」さん。
おいしいお刺身をいただけると噂の紘嘉さんではどのようなお話をきくことができるのか、こうご期待です!
【魚三】
住所:岐阜県多治見市小名田町3-260
営業時間:11:30~21:00
定休日:水曜日、第三水曜に続く木曜日
電話:0572-22-6879
【七窯社 鈴木タイル店】
住所:岐阜県多治見市高田町8-106
営業時間:10:00~20:00 土曜 10:00~15:00
定休日:日曜日、祝日
電話:0572-22-0388
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