マイティラインとは

無形文化財 虎渓山水月窯展【ガレリア織部】

    • 2021年05月14日(金)
    • イベント

水月窯は故荒川豊蔵氏が 昭和21年(1946)に虎渓山に築いた名窯。南禅寺の管長でもあった故島田老師によって命名されたその名は、虎渓山永保寺にある国宝・観音堂の別名、水月場に由来しています。

平成22年2月、唯一の美濃窯伝統的窯業生産を行う窯であるとして多治見市無形文化財に指定されました。

「平凡でありながら個性がはっきりとした」日用品のものづくりをモットー とし、私たちの生活に馴染みやすい、使えば使うほど愛着が湧く普段使いの器が作られています。機械を一切使わず、土作りから成形まで全てのエ程を手作業で行い、薪を使った連房式登り窯で焼成しています。

粉引、築付、唐津風、色絵、乾山風の器はいずれも柔らかさと温かみがあり、手作りだからこその味わいがあります。

今回の展示では故荒川豊蔵氏の仕事を今に伝える水月窯の作品を中心に、荒川広一作品、水野繁樹作品ほか故荒川豊蔵氏の作品も展示予定です。どうぞご高覧ください。

展覧会名
『無形文化財 虎渓山水月窯展』
日時
2021年5月15日(金)~2021年6月17日(木)
9:00~18:00
場所
ガレリア織部
(岐阜県多治見市白山町2-222)
http://oribe-minoyaki.com/
休館日
会期中無休
入館料
無料
ご来館に際して
お客さまの健康・安全を確保し、感染拡大を防止するため、店内ではマスクの着用をお願いします。またご入店の際には消毒液による手指の消毒をお願いします。なお、混雑状況等により、ご入店をお待ちいただく場合がございます。予めご了承くださいますようお願い申しあげます。

【水月窯とは】
昭和22年虎渓山永保寺の広大な敷地を借り受け人間国宝 荒川豊蔵が築窯したものである。現在も伝統的手法で製陶し続けているこの姿こそ後世に受け継がれ存続を願うものである。当主は豊蔵、武夫、達と共に作陶に五十年従事した水野繁樹が伝承者として継いでゆく。私も見守ってゆく。
令和3年卯月吉日  虎渓山永保寺

【同時開催】加藤昭夫写真展『水月窯』
荒川豊蔵氏が開窯した水月窯を撮り続け数年が経つ、ここの魅力は時代がそのまま残るところがいい。陶工や作品に何ごともなく意識された感があり、工房・陶工・作品にある桃山の風情をぜひ見ていただきたい。

【加藤昭夫プロフィール】
愛知県蒲郡市出身、小牧市在住 
日本旅行写真家協会正会員、愛友写真倶楽部講師、小牧市民企画講座講師

【本記事の問い合わせ先】
ガレリア織部
電話:0572-56-8830