マイティラインとは

チケットプレゼント!特別展「大雅と蕪村―文人画の大成者」【名古屋市博物館】

    • 2021年11月13日(土)
    • イベント

池大雅と与謝蕪村の個性を対比させながら、それぞれの魅力を紹介する「大雅と蕪村―文人画の大成者」展開催!

江戸時代の中頃に活躍した池大雅(いけのたいが、1723~1776)与謝蕪村(よさぶそん、1716~1783)は、日本における文人画の大成者として知られます。

その両者が競演したことで名高い国宝『十便十宜図(じゅうべんじゅうぎず)』(明和8年作、川端康成記念会蔵)は、かつて鳴海宿(なるみじゅく、現名古屋市緑区)の豪商・下郷学海(しもざとがっかい、1742~1790)が所蔵していました。

本展覧会は、『十便十宜図』誕生から250年を記念して、大雅と蕪村、両者による文人画の名品を展示します。加えて、関連資料や尾張ゆかりの画家の作品をまじえながら、大雅・蕪村と当地の関係を探っていきます。

文人の理想を表現した文人画は中国に起源がありますが、彼らは中国絵画の思想や主題、技法や様式をどのように受容し、この日本においてどのように発展させたのでしょうか。『十便十宜図』の企画にならい、両者の個性を対比させながら、それぞれの魅力を紹介します。

文人画とは…

文人(知識人)が自らの学識を活かし余技として描くという中国絵画の理想を尊重したもので、江戸時代の中期以降に普及した絵画ジャンルです。主題は、山水や四君子(梅蘭竹菊)など文人の理想を反映したものが中心でした。

ところが、中国の文人画で理想とされる具体的な様式については不明な部分が多く、日本人は色々な資料を参考に手探りで描き始めました。一見すると頭でっかちで技量に乏しいと思われる文人画ですが、こうした背景から、清新な魅力に溢れる新しい絵画動向となり得たのです。

ここでは中国の絵画教本である『芥子園画伝(かいしえんがでん)』を窓口に、日本において文人画が受容され、普及していく過程を簡単に紹介します。

【展示構成は】

プロローグ 文人画とは?
第1章 文人画の先駆者―彭城百川(さかきひゃくせん)
第2章 早熟の天才絵師―池大雅
第3章 芭蕉を慕う旅人―与謝蕪村
第4章 『十便十宜図』の誕生
第5章 蕪村の俳画―尾張俳壇と蕪村
第6章 かがやく大雅 ほのめく蕪村―二人が描く理想の世界
第7章 尾張の文人画―丹羽嘉言(にわかげん)
エピローグ 両雄並び立つ―歴史となった大雅と蕪村

会期
2021年12月4日(土)~2022年1月30日(日)
※会期中に展示替があります。
開館時間
9:30~17:00(入場は16:30まで)
観覧料
一般1,400円/高・大生900円/小中生500円
休館日
月曜日(祝祭日の場合は翌平日)
第4火曜日
年末年始[12月27日(月)~1月3日(月)]
会場
名古屋市博物館 1階特別展示室・部門展示室
住所
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1
電話
052-853-2655

特別展「大雅と蕪村―文人画の大成者」
入場チケットを5組10人にプレゼント!

*応募条件は、中日新聞ご購読者限定で、多治見地区の販売店(桜ヶ丘店を含む)からお届けさせていただいている方に限ります。
応募締め切り:2021年11月23日(火・祝)

応募フォーム





【本記事の問い合わせ先】
名古屋市博物館