【コロナ予防】新聞で正確な情報を!/新型コロナQ&A【3回目接種】必要性と安全性は?
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- 2021年12月18日(土)
- いいね新聞生活
追加接種で抗体を増やす
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種についてお答えします。(藤原啓嗣)
Q どうして3回目が必要なのですか。
A 1、2回目のワクチン接種完了から、しばらくはコロナへの感染や重症化を防ぐ効果が高いです。
これは、体内に「中和抗体」という抗体が作られるからです。
体内の抗体は徐々に減っていくため、追加接種をして抗体を増やします。
Q どんな人が打ちますか。
A 原則は2回目の摂取から8ヶ月が過ぎた人です。
2回目の接種から時間がたつと、60歳以上では特に重症化のリスクが高くなるというデータがあります。
既に接種を済ませた全員が3回目を打つのが望ましいです。
Q 1、2回目と違う種類のワクチンを3回目に打っても大丈夫ですか。
A 初回と違う種類のワクチンを打つことを「交差接種」と言います。
交差接種をするのは、コロナワクチンが足りないからです。
米国の研究では安全性、有効性が確認されました。
Q 副反応は起きますか。
A 3回目接種の副反応は、1、2回目の接種と同じ程度と言われています。
Q 3回目を打たなくてもいいのではないですか。
A 日本で感染が減りつつあるのはワクチンの効果が大きいです。
デルタ株がまん延した時期にワクチン接種が進んだため、感染拡大を抑えられています。
一方、ワクチン接種が先行した欧州では効果が薄れた時期にデルタ株がまん延したため、感染者が増えたと考えられます。
3回目接種を進めなければ、欧州のような危機的な状態になる可能性があります。
(村上啓雄・ぎふ綜合健診センター所長への取材から構成)
(令和3年12月2日付中日新聞朝刊より)
※この記事は、中日新聞社の許諾を得て転載しています。
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