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企画展「未来につなぐ水月窯 ~伝承と技を越えて~」【多治見市美濃焼ミュージアム】

    • 2022年04月30日(土)
    • イベント

水月窯は、人間国宝 荒川豊蔵が、昭和21年(1946年)に多治見市虎渓山町に開いた窯です。

そして現在に至るまで、豊蔵とその子や孫が中心となり、全工程を手作業で行う窯業生産を今日まで、脈々と続けてきました。

そんな水月窯の器には、どんな生活シーンにも寄り添うやさしさがあります。

実際に湯呑を使ってみると、大きすぎず小さすぎず、手のひらに収めるのにちょうどいい大きさです。

そして、きめ細やかな地肌で、なんとも言えないなめらかな手触りと、シンプルで飽きのこないデザインとなっています。作者の誠実さが伝わってきます。

こんな、どこか不思議な魅力を感じさせる手仕事のよさが、ここにはあります。

スピードと効率が重視され、これが日常の常識となっている現代にあって、愚直なまでに人の手わざにこだわりきる水月窯。

本展では、こうした水月窯の製作の過程をひもときながら、受け継がれていくもの、そして未来に向かう水月窯の魅力をご覧いただきます。

また、「水月窯」開窯75周年 記念事業として『 私の汲出(くみだし)茶碗 ~水月窯で絵付け体験~ 』を行います。

豊蔵がデザインし、水月窯の定番商品となっている汲出茶碗。そこにあなただけの絵付けをしてみませんか。水月窯で職人の技を学び、実際に作業をしてもらいます。

絵付けをした作品は焼成し、お渡しします。※詳細は当館HPにてお知らせします。

会場
多治見市美濃焼ミュージアム
会期
2022年4月23日(土)~8月28日(日)
開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日休み)
住所
岐阜県多治見市東町1-9-27
電話
0572-23-1191
観覧料
一般320円(260円)
大学生210円(150円)
()内は団体料金(20名以上)
※高校生以下、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳の交付を受けている方とその付き添いの方1名は無料

【関連イベント】

・学芸員によるギャラリートーク 第4土曜日
・特別鑑賞会 第2土曜日

関連イベントの開催につきましては、当館ホームページにてお知らせします。

HP:https://www.tajimi-bunka.or.jp/minoyaki_museum/

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、展覧会や関連イベントに変更が生じる場合がございます。最新情報は多治見市美濃焼ミュージアムHP等でご確認ください。

【本記事の問い合わせ先】
多治見市美濃焼ミュージアム