虎渓山永保寺ゆかりの寺を巡り京都をぶらり散歩
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- 2022年06月15日(水)
- ぶらり散歩
臨済宗南禅寺派大本山 南禅寺
虎渓山永保寺は夢窓疎石(国師)が開創し、名勝庭園を手掛けました。
今回、南禅寺に赴任している虎渓山保壽院の虎山住職の案内で、夢窓疎石とゆかりのある京都市の寺院を訪ね、三回にわたり紹介します。
南禅寺は、1291年亀山法皇が無関普門禅師を開山に迎えて開創。日本最初の勅願禅寺で、日本一の格式を誇ります。広い境内には、国宝、重要文化財、名勝指定庭園などがあり、随所で歴史を感じることができます。
本坊にある、大方丈「清涼殿」前の美しい「枯山水庭園」は、石で虎を表し、白砂で川を表した「虎の子渡しの庭」と呼ばれ、小方丈庭園は別名「如心庭」といいます。
小方丈は「群虎図」が見られ、「水呑みの虎」は有名ですが、子虎が戯れる姿もかわいくて必見です。
本坊横には、琵琶湖の水を取り分ける「水路閣」があります。赤レンガ造りの、目を見張る堂々としたたたずまいで、ロケ地としても人気のスポット。階段を上れば、どうどう流れる水の様子が見られます。
水路閣をくぐり抜け、階段を上がると、南禅寺発祥の地「南禅院」があります。夢窓国師が手掛けた「池泉廻遊式庭園」があり、京都で唯一の鎌倉時代の作庭です。
そびえ立つ三門は、日本三大門の一つで最大級の高さ。1628年、大阪夏の陣の戦没者慰霊のために建立されました。
かなり急な階段を、慎重に上がると楼上から一望できるパノラマ景色は絶景です。
南禅寺前にある老舗料亭「南禅寺 順正」。江戸時代は医学校だった由緒ある建物を利用しています。
湯豆腐、湯葉料理を堪能してみてはいかがでしょうか。
南禅寺
- 住所
- 京都市左京区南禅寺福地町86
- 電話
- 079-771-0365
- 拝観時間
- 8:40~17:00
※受け付けは16:40まで
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