読者を結ぶ 『読解力 他教科でも必須』
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- 2022年06月11日(土)
- いいね新聞生活
投稿への反響を紹介する2月18日付「結ぶ」にあった「国語力の軽視に危機感」には全く同感で、むしろ学校での国語を一層重視することを切望します。
地域の小学校で1~4年生向けの「算数見守りボランティア」をして4年目となります。計算はできても、算数の文章題になると正解にたどり着けない子どもが結構いる気がしています。まず問題文を読むのに時間がかかる上、題意を的確につかめていないのが原因みたいです。スピーディーな読解力は国語だけでなく、他教科の理解向上にも不可欠。就学前から絵本に親しみ、読書を習慣化することが大切です。
日々私は国語辞典を手元に「中日春秋」を書き写しています。スマートフォンで言葉の意味が簡単に調べられる昨今ですが、あえて私は紙の辞典を繰り前後にある言葉も含めて知識として蓄えるようにしています。こんなふうに私は国語力を磨いています。
高田 裕実 無職(愛知県江南市)76歳
◆投稿の元となったのは、昨年12月14日付「文学学ぶ意義 目向けて」を読み、「社会人になって半世紀以上。改めて国語教育の大切さを痛感する昨今です」ととつづった愛知県の70代男性の声です。学生時代に文学を通じてこの世のさがを知り、多くの言葉を覚え、日常での会話や文章を書くことに役立つと考えるに至りました。世の社会構造や背景を知ったり、自分の生き方を見つめたりするきっかけにもなり「社会人ともなれば、身に付けた知識いかんで企画書や論理的な思考は大きく左右します」。
(令和4年5月20日中日新聞朝刊より)
※この記事は、ご本人と中日新聞社の許諾を得て転載しています。
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