1日のウエスタン・リーグ広島戦（由宇）は中止となった。試合前から不安定な天気。中日が打撃練習中の午前11時ごろから雨が降り出すと、雨脚は強まったり弱まったりを繰り返した。

試合はどうなるのか―。そんな不安を見透かされたかのように「昔はよくあの山が雲で隠れたらアウト、って言ってたんだ」。こう教えてくれたのは広島の比嘉寿光編成課長兼広報課長。左翼後方に見える小高い山が雲に覆われて見えなくなるかどうかが判断材料の一つだったとか。

そんな話をしていると正午前に中止決定。山の方向を見ると、厚い雲で覆われ、その姿は見えなくなっていた。その後、雨脚はそこまで強まらなかったが、霧が発生。グラウンド一面真っ白となった。ボールは見えず、プレーするには危険な状況。賢明な判断には、昔からの教訓もあったのかもしれない。

芦原　遼