マイティラインとは

大野雄が言っていた。「ロッカーに戻ったら泣いていたんですよ。…

    • 2022年09月03日(土)
    • ドラ番記者プラール

大野雄が言っていた。「ロッカーに戻ったら泣いていたんですよ。よほど悔しかったんでしょうね」。レビーラのことだ。8月19日のヤクルト戦(バンテリン)。6回の打席で見逃し三振を喫すると、次の回の守りから交代となった。

その2週間前のDeNA戦(同)で左翼でスタメンだったレビーラはフライを2つ捕れず、それが失点に直結しチームは敗れた。そのときの先発も大野雄だった。パワーはチーム指折り。経験を積ませたいという思いも理解できるし(その中で打ってくれれば最高だが)、先発投手の「きょうの勝利」へのこだわりも痛いほど分かる。顔には出さないが大野雄の心中が気になっていた。

そんな中での悔しがりよう。「そんな外国人選手見たことないですよ。その後守備練習も毎日頑張ってましたからね」。レビーラが大野雄に大きな恩返しができる日が待ち遠しい。

土屋 善文