新聞をあまり読んでいなかった。しかし授業で新聞を読んでスピーチすることになった。やる気が出なかった。勉強もできないのに、できるのだろうかと心に雲がかかった。

新聞を読むときがついにきた。文字がじっと私をみつめた。まずは見出しから慎重に読んでいく。いつの間にか新聞の世界へのみこまれていった。

なぜか続きが気になってしょうがない。簡単に言ってしまうと、新聞に夢中になっていた。スピーチも成功し、うれしかった。

新聞を毎日読むようになった。みんなにももっと読んでほしい。新聞もそう願っていると思うから。

南條菜々美 中学一年（名古屋市千種区）

（令和4年8月10日付中日新聞朝刊より）
※この記事は、ご本人と中日新聞社の許諾を得て転載しています。