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8月末、DeNAの三嶋が「胸椎黄色靭帯骨化切除術」を受けたことが発表された。…

    • 2022年09月15日(木)
    • ドラ番記者プラール

8月末、DeNAの三嶋が「胸椎黄色靭帯骨化切除術」を受けたことが発表された。国が難病指定する疾患で、背骨付近の靭帯が硬くなって神経を圧迫。主に下肢にしびれが出る。その痛みを知るのが、中日の大蔵彰人スコアラーだ。

発症したのは19年の沖縄キャンプ前。「長時間正座した後のような感じでした」。イメージ通りに足が動かず、何もないところでつまずく。もちろん投球動作もままならず手術へ。当時同僚だった松坂を介して同じ疾患と戦った大隣(現ロッテ2軍投手コーチ)の話を聞いたこともあった。

約1年半を経て復帰した大蔵スコアラーはこう続ける。「乗り越えられない疾患じゃない。三嶋投手にもマウンドに戻って、同じ境遇の人たちに勇気を与えてほしいです」。一人の野球ファンとして、完全復活した三嶋の姿を願う。

長森 謙介