記者が前回ドラ番をしていた 2019年のこと。「ボコッ。ボコッ」…
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- 2022年10月16日(日)
- ドラ番記者プラール
記者が前回ドラ番をしていた2019年のこと。「ボコッ。ボコッ」。ファームの試合前、鈍く重い音がナゴヤ球場の室内練習場に響いていた。音がする方へ向かうと、硬球よりもふた回りほど大きなトレーニング用のボールを打つ、アリエル・マルティネスがいた。
「アルモンテに頼んで、貸してもらっているんだ。手首を鍛えるために使っているんだ」。22.5オンス(640グラム)で硬球の4倍以上の重さで、かなりの衝撃がある。当初は武器が乏しく、出場機会の少ない育成選手。インパクト時に力負けしないよう必死にバットを握っていた。
今季、記者と3年ぶりにナゴヤ球場で再会すると、両手を挙げて歓迎してくれたアリエル。13日に退団が発表された際には「チャンスがあれば日本で野球がしたい」とのコメントがあった。新天地での活躍を願う。
長森 謙介
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