マイティラインとは

思わずグッとくるシーンだった。3年ぶりの開催となった26日のファンフェスタ…

    • 2022年12月01日(木)
    • ドラ番記者プラール

思わずグッとくるシーンだった。3年ぶりの開催となった26日のファンフェスタ。野手対投手で行われたガチンコ紅白戦。野手チームの初回の守りは投手が高橋周、二塁阿部、遊撃京田だった。

阿部と京田の移籍が決まり、内野を支えてきた3人が同じチームでプレーするのはこれで見納め。投球練習を終えた高橋周はおもむろに二塁の阿部にスロー。ボールが返ってくると、次は京田にスロー。最後のボール回しとでも言うべきか。強い球をしっかりと投げていたのが周平らしいなと思った。

相手へのエールであったり、チームに残る自分への鼓舞であったり、いろんな意味があったのだろうと勝手に想像している。一球一球のやりとりが、言葉よりも意味を持っていた。見ていたファンにも伝わったと思う。そして何より阿部と京田への野球少年らしいはなむけだった。

土屋 善文