前阪神の藤浪が今季からプレーする大リーグアスレチックス。このチームの傘下で3年前から夢を追い続ける選手を富山支局勤務時代に取材したことがある。富山県黒部市出身で、同傘下1Aランシング所属の冨岡聖平投手。その右腕とつながりを持つのが、梅津だ。

東洋大では1学年違いの部屋子。「優しく接してもらいました」と梅津は印象を語る。冨岡は大学時代に目立った成績は残せなかったものの、社会人野球バイタルネット時代に受けたアスレチックスのセレクションに合格。「野球を続けるか迷っているみたいなので、当時ニュースを見たときはびっくりした」と梅津は話していた。

ちょうど2年前。2季目を迎えた冨岡を渡米前に取材した。「2年後にメジャーの舞台で投げる。年も年なのでそこがリミットだと思う」。そのリミットが今年。夢の実現を願っている。

長森　謙介