榊原定征(さだゆき)コミッショナーが7日、アグレスタジアム北谷へ視察に訪れた。昨年12月に就任したばかりの第15代の新コミッショナーは、愛知県美浜町出身。幼いころからドラゴンズは身近な存在だったという。

「一番印象に残っているのは、1954年の日本シリーズ。杉下(茂)さんがね、すごかったんですよ」。西鉄とのシリーズは第7戦までもつれる熱戦。最終戦は同シリーズ5試合目の登板となった杉下さんが完封して、初の日本一に。当時小学6年だった榊原コミッショナーの脳裏には鮮明に刻まれているという。

「中日が強い年はプロ野球が盛り上がる。捲土(けんど)重来を期して、頑張ってください」と激励された竜ナイン。ファンの記憶に残る試合をたくさん見せてほしい。

長森　謙介